前職では社長秘書兼営業という立場で仕事をしていました。シンガポールを中心としたアジアやヨーロッパなどに行く機会が多かったのですが、コロナウイルス感染症拡大の影響で業務を続けることが難しくなってしまって。
新しい仕事を探しているとき、当社を紹介され面接を受け、入社しました。前職で不動産を扱った経験はありましたが、客層も商材も大きく異なるので不安はありました。
これまで日本と海外を行き来していて、生活も休みも不規則な日々でした。転職前は、営業職なので同じように夜遅くまで働き、土日出勤もあるだろうと思っていたのですが、実際は真逆でオンオフの切り替えができています。
投資用不動産の知識もほとんどなく、電話営業の経験もなかったので不安でした。でも働きはじめたらしっかりサポートを得られ、スムーズに仕事に馴染むことができました。
マンション経営の特徴やメリット、リスクなどを学ぶ研修を受けた後、実際にお客様へ電話営業をスタートしました。初体験でしたが、スクリプトが用意してあるので、話す内容には困りません。先輩の電話を聞いたり、詰まったら途中で交代してもらえるので、いきなり実戦に放り込まれるようなことはなかったです。
お客様との会話の進め方や質問への回答について、「もっとこうした方がいい」というアドバイスをもらえます。うまくできなくても怒られることはないですし、みんなで和気あいあいと切磋琢磨しています。落ち込んでいると励ましてくれたり。
仕事自体はやはりハードです。午前中はアポイントを取るために電話をかけますが、面識のない方に電話で高額な不動産を販売するので、まともに会話をしてもらえないこともあります。お客様の顔が見えないので、反応が掴みづらいですし。最初は落ち込んだりもしましたが、「切られて当たり前」という割り切りができて、前向きに取り組めるようになりました。
電話営業の目的はお客様とアポイントを取ることなので、こう言えば成功率が高い、この質問にはこうやって返すなど、戦略ゲームのように自分を楽しませる感覚でおこなっています。自分の頑張りと能力が成果に直結するので、モチベーションは保ちやすいです。
考え方を変えたら落ち込むことが少なくなり、仕事以外の場面でも、入社前より打たれ強い性格になったなと思います。
アポイントは繋がりはじめたものの、まだ契約を取れていません。成約につなげることが今の目標です。アポを取れただけで嬉しいという段階を早く脱して、結果を出していきたいです。
お客様とお会いして商品を紹介する中で、「不動産投資は怪しい」とか「悪い商品を売りつけられるのではないか」という誤解が解けるのを感じるので、その時は仕事のやりがいを感じます。もっと説得力を持ってご紹介できるよう、勉強していきたいと思っています。
会話力や対応力など、コミュニケーション面での改善以外にも、仕事に役立つ知識を身に着けていきたいです。株や仮想通貨など、不動産以外にもさまざまな投資商材があります。それらの知識も学び、適切な説明ができるように努力していきたいです。
お客様から指摘を受けて、自分に足りないことや、もっとこうすべきだと気づくこともあるので、それも活かしながらスキルアップしていきたいと思っています。
不動産投資物件の営業は、頑張ったぶんだけ成果が返ってくる仕事です。私は未経験からこの仕事をスタートしましたが、やってみて「自分が考えていたより向いている」と気づきました。不安な人もいると思いますが、少しでも興味があるならチャレンジしてみてください。
